遠征4~5週目の3カ国目、最後の国はデンマークだった。
ベオグラード発でストックホルムを経由し、コペンハーゲンに到着した時には23時を回っていたが着いて早々にトラブルがあった。いくら待っていても、私と子ども達の荷物が出て来なかった。結局2日後に届いたのだがこういうこともあるのだと良い経験になった。
空港から、宿泊に利用していたテニススクールまでの道中は薄暗く、太陽が完全に沈まない「白夜」という現象を始めて見た。中学校社会で習ってから、実際にこの現象を見るまでに15年位かかった。
他にも中学校社会の地理では、温帯・寒帯などの気候についても学んでいる。
ヨーロッパは温帯気候の中でも日本と異なり、地中海性気候と西岸海洋性気候に属する。子ども達はまず降水量の違いを感じただろうし、食文化・農作物(小麦・オリーブオイル)の味の違いも感じただろう。
更にデンマークでは芸術に触れることもできた。芸術的な街並みやアンデルセン童話の「人魚姫」の銅像も見ることができた。
これらを実際に自分の目で見れるのは、ほかの学生にはできない素晴らしい体験学習でグッドエクスペリエンスだ。教養の伸び代も計り知れない。
子どもたちはスポンジのように、多くのことを吸収していく。
我々大人は、良いものを選択し、それを吸収してもらえるように指導する。
これからの時代はIT化によって知識は陳腐化し、「個人の体験」に対する価値が高まっていくことは間違いない。子供たちにはオリジナルな体験を多く重ねて魅力的な人間になって欲しいと、思っております。
【 感謝 Thank you for… 】
多くの方々のサポートのおかげで、今回の遠征を無事に終了することができました。
子ども達を遠征に送ってくださいました保護者の方々・クラブ・学校関係者の方々
ヨーロッパのテニスクラブ(Sloboda Tenis
Klub、Hillerød Tennis Klub 、Birkerød Tennisklub 、Hørsholm Rungsted Tennisklub)の方々
TEAMスタッフ・トラベリングコーチのレビー
そして米沢コーチ
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました!!
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